CQRSパターンとは

CQRS (Command Query Responsibility Segregation) とは、システムにおけるデータの読み込みと書き込みの操作を異なるモデルに分離する設計パターンのことです。

従来のCRUD (Create, Read, Update, Delete) モデルでは、同じデータモデルを使用して読み込みと書き込みの両方を処理しますが、CQRSでは、コマンドモデルとクエリモデルを明確に分離します。

CQRSの中心概念

  • コマンド (Command): システムの状態を変更するための操作。コマンドは、コマンドハンドラによって処理され、イベントを生成します。
  • クエリ (Query): システムの状態を読み取るための操作。クエリは、クエリハンドラによって処理され、読み取り専用のビューを返します。
  • コマンドモデル: コマンドを処理するためのモデル。書き込み操作に最適化されており、データの整合性を保証します。
  • クエリモデル: クエリを処理するためのモデル。読み込み操作に最適化されており、パフォーマンスを向上させます。
  • イベント (Event): コマンドによって生成される、システムの状態の変化を表す不変の記録。イベントは、イベントハンドラによって処理され、クエリモデルを更新します。

CQRSの仕組み

  1. コマンド発行: クライアントは、システムの状態を変更するためのコマンドを発行します。
  2. コマンド処理: コマンドハンドラは、コマンドを検証し、コマンドモデルを使用して状態を変更します。
  3. イベント生成: コマンドハンドラは、状態の変化を表すイベントを生成します。
  4. イベント処理: イベントハンドラは、イベントを処理し、クエリモデルを更新します。
  5. クエリ発行: クライアントは、システムの状態を読み取るためのクエリを発行します。
  6. クエリ処理: クエリハンドラは、クエリを処理し、クエリモデルからデータを読み取り、読み取り専用のビューを返します。

関連用語

Sagaパターン | 今更聞けないIT用語集
マイクロサービスアーキテクチャ | 今更聞けないIT用語集
リファクタリング

お問い合わせ

システム開発・アプリ開発に関するご相談がございましたら、APPSWINGBYまでお気軽にご連絡ください。

APPSWINGBYの

ソリューション

APPSWINGBYのセキュリティサービスについて、詳しくは以下のメニューからお進みください。

システム開発

クラウドネイティブ技術とアジャイル手法を駆使し、市場投入スピード(Time-to-Market)を最大化。「進化し続けるアプリケーション」を開発します。初期リリースを最速化し、拡張性と柔軟性を備えた、ビジネスの成長に追従できるアプリケーションを開発します。

DX・AI戦略支援

「何から手を付けるべきか分からない」「AIを導入したいが、費用対効果が見えない」といった経営課題に対し、技術とビジネスの両面から解を導き出します。 絵に描いた餅で終わる戦略ではなく、エンジニアリングの実装能力に基づいた、「実現可能で、勝てる技術戦略」を策定します。


リファクタリング・リアーキテクチャ

「システムが古くて改修できない」「障害が頻発する」といった技術的負債を解消します。既存資産の徹底的な診断に基づき、コードのクリーン化(リファクタリング)や、クラウドへの移行(リアーキテクチャ)を行い、システムの寿命を延ばしコストを最適化します。